簡単に2019年を振り返る。段々とこの一年何をやったかの記憶が曖昧になってきているので思い起こしながら書く。
技術
毎年何か新しい言語を始める目標にしていたが、今年はやらなかった。代わりにキャッチアップが遅れがちになってしまっていた技術を一気に導入し始めた。 具体的にはインフラ周りをElastic BeanstalkからKubernetes(EKS) + istio に、通信方式もRESTからgrpc-webにするなど、そこそこにモダンな構成とした。
Kubernetes + Istio
バージョンアップの早さについていくのが大変だったり、運用に関してはつらみはあるもののこれも経験ということでなんとかやっている。今や自チームの若手のほうが詳しくなってくれて自分は教えてもらう側になった。
色んな会社の方がk8sの導入事例について発表しているのを追っているけど、運用のつらみについてはあんまり触れないことが多いなーという印象。きっとそれぞれに辛い所がきっとあると思ってて、、そのあたりの情報交換したいなと思っている。
grpc / grpc-web
GAになってからなかなか導入に踏み切れなかったけど、事前検証をする時間が取れたので結果採用することにした。GraphQLも検証したけど、どちらも一長一短ということで今回は要件に合いそうなgrpc-webにした。フロントエンドがリッチになり、APIも多様になっていく中で、定義はIDLから生成しないとメンテが大変になってきたなという印象で、IDLとしてProtocol Buffersはとても優れていると思う。とはいえ各種クライアントにgrpcを強制するのは時々問題になりがちで、やはりRESTも欲しいよねってことでREST to gRPCができるOpenResty向けのライブラリを書いたりした。
https://github.com/ysugimoto/lua-resty-grpc-gateway
海外
今年の後半はロンドンで仕事をしていた。人生初の海外ってことで不安もあったが結果としてめちゃくちゃ楽しかった。2019年からヒースロー空港は日本のパスポートなら自動ゲートが使えるようになっているので入国審査はとても楽になっている。 現地ではハッカソンに参加したり、テックカンファレンスに参加したり、得るものは多かったし何より英語が上達した実感がある。やはり英語話すしか無い環境に身を置くのが上達の近道なんだろう。
滞在先サービスアパートメント前。石造りの建物が多かった
アビーロード。本当に普通の交差点だったけど、今なおファンが集って写真を撮っていた
また週末を利用して念願のアイラ島にも行くことができた。ほぼ全部の蒸留所を回って試飲して、まさにウイスキーの聖地だった。お酒好きの人にはオススメしたい。
アイラ島へのアクセスにはKennacraigからのフェリーもある。今回はGlasgowからの飛行機だった。
kilchomanの銘柄にもなっているMACHIR BAYのサンセット。
試飲できるウイスキーを完飲してたら現地の人に「君日本人なのにお酒強いね」と言われてしまった…。
まとめ
後半のロンドン滞在が大きなイベントだった。滞在中は英語で苦しんだり日本食が恋しくてたまらなかったりしたが、エンジニアとしての自身のキャリアを見つめ直すいい機会となった。 帰国してからの吉野家の牛丼の美味しさと安さに感動したりした。現地のチームに次はいつ来るの？と言われているので仕事を抜きにしてもまた旅行に行きたいと思う。